変形性膝関節症とは
ロコモティブシンドロームの一般的な病気として、「変形性膝関節症」があります。
変形性膝関節症とは、膝の関節の軟骨が磨耗することによって変形や関節炎が起こって、立ち上がったり階段を下りたりする時に痛みを感じる病気のことです。
患者数は国内で1,000万人以上いて、そのうちの50%を上回る人は要治療者にあります。
生活習慣における些細な運動すら難しくなるため、高齢者がロコモティブシンドロームを避ける際に何より警戒する必要がある病気に違いありません。
しかし、変形性膝関節症は非常に診断が難しい疾患として有名です。次の様な自覚症状を体験したら、我慢することなく早々に病院に足を運んで診察を受けることが大切です。
初期症状としては、起床直後に膝に不快感を感じるようになると思います。ベッドから降りて動き出すと、膝に負担が掛かったとき軽い痛みを感じます。
しかしこの痛さはちょっと放置しておくと回復するため、多くの方は気にも留めません。
次に、中期症状として、徐々に膝関節の柔軟性が衰えていきます。膝の屈伸が厳しくなり、しゃがんだり立ち上がったりする動作の時に痛みを感じます。
さらに、膝周辺がひどく腫れたりむくんだりして、異常を認知できると思います。
末期症状として、ほとんど膝関節が機能しなくなります。骨の変形が悪化しつねに痛苦を感じるようになります。
変形性膝関節症が発生する原因はいろいろあるのですが、老齢化による筋力の低下が原因であると考えられます。